名松線に乗って
朔へ11/23の打合せだったんですが、乗っておかないとね、と「名松線」。
松阪駅5番線。一両編成のワンマン運転です。実は・・・。雨も降ってるし、車でいんじゃないかなぁとブツブツ言いながらの出発だったんですが、松阪駅で乗り場へ向かうと、もうテンションがあがってしまい、一度ホームまで降りてから、これは〜と引き返し売店へ。
寒い日でしたが、売店でささやかにうれしかったのが、ドリンクウォーマーにワンカップ。気が利きます。(三重の酒があればベストでしたが)
Suicaを忘れ、切符もひさびさに手にしましたが、あらためていいですね、切符を持って電車に乗るって。終点「伊勢奥津」まで840円。1時間24分。朔のある「伊勢鎌倉」は3駅手前、670円です。(AM9:38松阪発で、10:42に伊勢鎌倉着。※11/23の行程)
平日は乗っている人も少なく、ゆったり静かに小旅行。土日、祝日はハイキングのお客さんなどでにぎわいます。
ちなみにこの名松線・・・
2009年の台風で被災し運休していたものが、今年の3月、6年5か月ぶりに復旧しました。復旧までの最長記録だそうです。つまり、沿線が過疎化し利用客が少なくなる路線の多くは、災害復旧に多額の費用負担ができず、廃線になってしまうところ、この名松線では、沿線住民数をはるかに超える署名を集め、県、市、JRがお金を出し合い復旧まで至ったという、県民に愛された奇跡の復活路線なんです。参考記事>http://toyokeizai.net/articles/-/111716
松阪の広い平野から、なだらかに山間へ、川に沿って、いくつかのトンネルを抜けて、伊勢の奥へ。景色の変化がとても心地よく、雨もまたいい雰囲気でした。
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伊勢奥津は伊勢本街道の奈良県から三重県に入った最初の宿場町。奥津の雰囲気も大好きですが、今日は折り返して、伊勢鎌倉まで再び乗車。そして
ホームの目の前に田んぼと山が広がります。ありがとう〜名松線。さて、朔へと歩いて向かいます。
ゆっくり歩いて20分。
もう少し。
山羊のシロが迎えてくれます。
朔、今一番、心地いい場所です。
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さて11/23の打合せ。三重のお酒と土地の味、そして歌の企画です。
この日は料理を盛るトレイについて。新月伐採(月齢伐採)のものを使います。もちろん地元美杉の木を、丁寧に磨いたもの。本当に美しい。
お猪口は、これもいろいろ試してみて、蛇の目の5勺盃が、手に持ってよく、日本酒を見ても楽しめ、これに決まり。
さて、朔の沓澤敬さんはいよいよメニューの構想へ。僕は歌を仕上げます。三重のお酒(34種類)を、三重の土地ならではの味で、贅沢に楽しむ。紅葉の美杉で。またとない機会です。ぜひ名松線に乗って、お越しください。
11/23(水・祝)
日本料理 朔(三重県津市美杉町八知)
11:00〜15:00
70名様限定です。ーご予約受付中ー
詳細はChojiホームページをご覧ください。