『田んぼオブザワールド2015 in 筒香』を終えて
また夏の暑い一日が終わって、準備から奔走してきた下筒香のAさん共々、軽い放心状態に陥ったところですが、4年目の開催。こういった地域交流企画の一つのモデルケースになったかなとも思っています。方々から収集しつつある写真でですが、忘れないうちに報告を書いておきますね。
今年は和歌山県の補助事業となり、新たに筒香紹介のパンフレットを作りました。イベントの目的はあくまで今後の地域内外の末永い関係作りです。そのきっかけをイベントの中にいろいろと準備しました。
◎筒香のおうちで縁側トーク
僕らも、農作業などを通して親しくなり、通り道におうちへおじゃましておしゃべりを始めるとついつい1時間もいてしまう。古いおうちの土間や縁側というのは、そんなちょっと寄っておしゃべりにピッタリの作りなんです。なかなか知り合いがいないと寄れないおうちですが、田んぼオブザワールドに参加のみなさんにも、地域の人たちと一対一の時間を持ってもらえればと新企画でした。上・中・下筒香各地区、おうちごとに案内の企画なども用意してもらいました。
FMはしもとから取材のワンネス・カレンさんより
◎田んぼ散策ツアー
これは去年からの企画。縁側トークは自由散策ですが、こちらはちょっとしたガイドツアーです。今年は「ヌタノハラ」という川を渡っていく棚田を案内するところでしたが、先週の大雨で水量が多く渡れず、川沿いをツアーして、ここも田んぼをお手伝いしているIさんのおうち前へおじゃまして一曲。途中にある「お地蔵さん」の話はとても不思議で、Iさんからみんなに話してよと言ってたんですが「あんたから話しといてよ」と逃げられてしまったので(笑)、今度訪ねた折にはぜひ直接詳しく聞いてみてください。
◎やっちょんまかせワークショップ
地元伝統の盆踊りの復活を目指し、4年前からコンサートの中で音頭を取ってみんなで踊っているものですが、しなのよい手さばき足さばきが難しく、今年は直接習おうよと、上筒香の御堂で50年前にも踊っていたみなさんに先生になってもらいました。
高野町長もかけつけてくれてここへ参加〜
◎かかしづくりワークショップ
川に落ちている流木や、昨年秋に刈った稲藁など地元にある材料に、好きな洋服などを着せて、オリジナルの案山子づくり。1時からの企画が盛りだくさんでコンサート前にみんなであわてて作ったら、未完成のままフェンスに立てかけ(笑)。でも立て付けなかったおかげでコンサートで踊り出すシーンも(笑)。
◎BBQと川遊び
筒香(つつが)の由来は「筒のように流れる川:つつがわ」とか。子供たちの川遊びにはちょうどいいサイズ。おなじみの大阪チームは、開場前の朝から準備してBBQ。天然の遊び場です。
<写真>
※誰か写真ください〜
◎おいしい食べ物
筒香の大谷商店、富貴のそらとぶパンがま、そして地元の取れたて新鮮野菜はお馴染み。このほか、今年は周辺地域との交流ということで、花坂からなるこ川販売所、橋本市のくにぎ広場からも出店してもらいました。それぞれほぼ完売〜!コンサート前には恒例のみょうがごはんの振る舞いもしましたよ。
◎田んぼオブザワールドコンサート
今回誘ったゲストプレーヤーの中村大史(annie)くんの演奏する、アコーディオン、アイリッシュブズーキの音も筒香にピッタリでした。今年もレギュラーゲストは、ヒグラシのみなさん。山から響いてくる音を聞きながら、筒香で過ごした一日を振り返りながら、ここで生まれた歌を聞いてもらう。これが田んぼオブザワールドの醍醐味です。
太鼓が登場し、大きな輪になりやっちょんまかせ。2年前に50年ぶりに復活を遂げた音頭取りのゲンさんも歌ってくれました。調子が出たのか、他の盆踊り歌「ひとつぼし」も歌いだすと、みんな踊りがわからなくて止まってしまいましたが、これも地域イベントの素敵な一幕。
踊り終えて、休んでもらうとエンディングまでもう少し歌いました。僕にとってはこの時間がとても心地よく、筒香の風と土の間に入り込めた気がしました。「記憶の旅」、「村祭」(カバー)、そして「次の代へと」。アンコールをいただき、ステージに出ると、上筒香の区長さんから「演歌を一つ!」と。「じゃあ打ち上げで〜」とかわすも、「いや今やってくれ〜」と譲らず(笑)。それじゃあ一つと「北国の春」。来年は二つやってくれと言われました…普段は無口なのにいつになく陽気なHさん。(笑) 最後は落ちていく陽の中で「赤とんぼ」を歌い、また稲刈りで会いましょうと終えました。
毎年この筒香での一日を楽しみにしてくれる人、初めて訪ねてくれた人。少しずつ土地に知り合いができて、通う理由が生まれること。親戚づきあいのように、気にかけられること。こういった交流の中からこそ、都会から移住していっしょに暮らそうという人が出てきたら素敵なことだなと思っています。パンフレットに案内したさまざまな入口で今後も関わってもらえたらと思いますが、まずは僕のように田んぼ作業にいっしょに加わってもらうのもおすすめです。9月の中旬から筒香は稲刈りです。田んぼに立てたヒノキの稲架に稲を一つ一つかけながら、筒香の話がまたできたらうれしいです。
・・・・・・・・・・・・
アルバム『田んぼオブザワールド』もよろしくです↓
★オンラインショップ >「ツキオンレコード」
★Choji(チョージ)ホームページ> Choji Official Website
今年は和歌山県の補助事業となり、新たに筒香紹介のパンフレットを作りました。イベントの目的はあくまで今後の地域内外の末永い関係作りです。そのきっかけをイベントの中にいろいろと準備しました。
◎筒香のおうちで縁側トーク
僕らも、農作業などを通して親しくなり、通り道におうちへおじゃましておしゃべりを始めるとついつい1時間もいてしまう。古いおうちの土間や縁側というのは、そんなちょっと寄っておしゃべりにピッタリの作りなんです。なかなか知り合いがいないと寄れないおうちですが、田んぼオブザワールドに参加のみなさんにも、地域の人たちと一対一の時間を持ってもらえればと新企画でした。上・中・下筒香各地区、おうちごとに案内の企画なども用意してもらいました。
FMはしもとから取材のワンネス・カレンさんより
◎田んぼ散策ツアー
これは去年からの企画。縁側トークは自由散策ですが、こちらはちょっとしたガイドツアーです。今年は「ヌタノハラ」という川を渡っていく棚田を案内するところでしたが、先週の大雨で水量が多く渡れず、川沿いをツアーして、ここも田んぼをお手伝いしているIさんのおうち前へおじゃまして一曲。途中にある「お地蔵さん」の話はとても不思議で、Iさんからみんなに話してよと言ってたんですが「あんたから話しといてよ」と逃げられてしまったので(笑)、今度訪ねた折にはぜひ直接詳しく聞いてみてください。
◎やっちょんまかせワークショップ
地元伝統の盆踊りの復活を目指し、4年前からコンサートの中で音頭を取ってみんなで踊っているものですが、しなのよい手さばき足さばきが難しく、今年は直接習おうよと、上筒香の御堂で50年前にも踊っていたみなさんに先生になってもらいました。
高野町長もかけつけてくれてここへ参加〜
◎かかしづくりワークショップ
川に落ちている流木や、昨年秋に刈った稲藁など地元にある材料に、好きな洋服などを着せて、オリジナルの案山子づくり。1時からの企画が盛りだくさんでコンサート前にみんなであわてて作ったら、未完成のままフェンスに立てかけ(笑)。でも立て付けなかったおかげでコンサートで踊り出すシーンも(笑)。
◎BBQと川遊び
筒香(つつが)の由来は「筒のように流れる川:つつがわ」とか。子供たちの川遊びにはちょうどいいサイズ。おなじみの大阪チームは、開場前の朝から準備してBBQ。天然の遊び場です。
<写真>
※誰か写真ください〜
◎おいしい食べ物
筒香の大谷商店、富貴のそらとぶパンがま、そして地元の取れたて新鮮野菜はお馴染み。このほか、今年は周辺地域との交流ということで、花坂からなるこ川販売所、橋本市のくにぎ広場からも出店してもらいました。それぞれほぼ完売〜!コンサート前には恒例のみょうがごはんの振る舞いもしましたよ。
◎田んぼオブザワールドコンサート
今回誘ったゲストプレーヤーの中村大史(annie)くんの演奏する、アコーディオン、アイリッシュブズーキの音も筒香にピッタリでした。今年もレギュラーゲストは、ヒグラシのみなさん。山から響いてくる音を聞きながら、筒香で過ごした一日を振り返りながら、ここで生まれた歌を聞いてもらう。これが田んぼオブザワールドの醍醐味です。
太鼓が登場し、大きな輪になりやっちょんまかせ。2年前に50年ぶりに復活を遂げた音頭取りのゲンさんも歌ってくれました。調子が出たのか、他の盆踊り歌「ひとつぼし」も歌いだすと、みんな踊りがわからなくて止まってしまいましたが、これも地域イベントの素敵な一幕。
踊り終えて、休んでもらうとエンディングまでもう少し歌いました。僕にとってはこの時間がとても心地よく、筒香の風と土の間に入り込めた気がしました。「記憶の旅」、「村祭」(カバー)、そして「次の代へと」。アンコールをいただき、ステージに出ると、上筒香の区長さんから「演歌を一つ!」と。「じゃあ打ち上げで〜」とかわすも、「いや今やってくれ〜」と譲らず(笑)。それじゃあ一つと「北国の春」。来年は二つやってくれと言われました…普段は無口なのにいつになく陽気なHさん。(笑) 最後は落ちていく陽の中で「赤とんぼ」を歌い、また稲刈りで会いましょうと終えました。
毎年この筒香での一日を楽しみにしてくれる人、初めて訪ねてくれた人。少しずつ土地に知り合いができて、通う理由が生まれること。親戚づきあいのように、気にかけられること。こういった交流の中からこそ、都会から移住していっしょに暮らそうという人が出てきたら素敵なことだなと思っています。パンフレットに案内したさまざまな入口で今後も関わってもらえたらと思いますが、まずは僕のように田んぼ作業にいっしょに加わってもらうのもおすすめです。9月の中旬から筒香は稲刈りです。田んぼに立てたヒノキの稲架に稲を一つ一つかけながら、筒香の話がまたできたらうれしいです。
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アルバム『田んぼオブザワールド』もよろしくです↓
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